(-社)長野県建築士 建築活動委員会委員長 太田清人(長野県茅野市)

                                                平成15年4月


(-社)長野県建築士会

                     

                     建築活動委員会(旧名:教育事業委員会) 委員長 太田清人



委員長を受けるまでの経緯 と 思い出

私が44歳で、まだ諏訪支部では青年委員の時でした。この時の「長野県建築士会の会長」は、諏訪支部の林太一さんでした。諏訪支部から、会長が選出されたのは長野県建築士会が設立されて2人目でした。

平成15年の2月頃だったでしょうか。林会長から電話がありました。内容は「次年度、事業委員会と教育委員委員会を一つにして「教育事業委員会」にすることになったが、二つの委員会が一緒になり大変な委員会となってしまったことで、委員長の受け手がいなくなってしまった。この委員会の委員長を太田君にお願いしたい」と言ってきたのです。

私は正直言って「困りました」。というのも、次年度(同じ年)15年度の、茅野市の「茅野市保育所保護者会の連合会長」を、しぶしぶ、一週間前に受けたばっかりでした。大役を受けプレッシャーが掛かっているピーク時でした。それ故に長話のなかで、お断りし続けていました。

過去の諏訪支部での活動経緯のなかで、林会長が諏訪支部の支部長の時に、一緒になって頑張っていた時期がありました。このときも林支部長に「青年女性委員会の委員長」を頼まれシブシブ受けた経緯がありました。でもこの時は、思いのほか充実しており楽しかったです。諏訪支部の「地域実践活動」の発表は、県で選ばれ、関東甲信越(10県)では、ダントツで選ばれ、長崎県の全国大会まで行って研究「高齢者に優しい色彩計画」を発表してきました。沢山の想い出が残っています。

長話しをしていると、だんだん、林会長が「本当に困っている」様子が伝わってきたのです。しかし、大役を受けたばっかりでしたので、さすがにすぐには承諾できませんでした。時間がたつにつれ「困って、困って私のところに来ている」言い換えれば「私を信頼してくれている」・・・と感じ始めていました。 少し考えさせていただきたい、と言うと「もう時間がない、是非、受けてほしい」と強くお願いされたのです。

しばらくして、林さんのお願いであれば「切腹」するくらいのお断りする理由がなければ、受けるしかないかな。と開き直り始めたのです。それで腹をくくり「受けたのです」。

何も解らずに引き受けた「委員長」でしたが。終わってみれば、とても有意義で楽しかったです。

時間をみつけ、このころの思い出などを紹介したいと思います。一つは、毎年開催した「諏訪湖花火大会、升席での鑑賞」は、準備などは大変でしたが、来た皆さんが大変喜んでいた顔を想い出すだけでも、嬉しくなつかしくなります。

私は、建築士会での活動を通じて「人間として成長させてくれた会」だと思っています。弱く小さな人間を、お役目などを通じて、以前よりも「強く、大きく」自信を持てるようになった、ように感じております。間違いなく「士会あって今の自分がある」と思っています。


時間を見つけ、もっと詳しく、案内させていただきます。



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平成16年3月26日

三役 殿

アンケート調査の報告

教育・事業委員長(現在-建築活動委員会) 太田 清人

長野県建築士会、教育事業委員会、他・・について

3月2日の、三役・委員長会議の中で、会員の減少に伴い予算が厳しくなってきている現状をふまえ、委員会の事業の見直しや委員会全体の再編成などを検討し、できれば17年度(新役員改選後)には現状に沿った委員会、事業にして進めて行きたい。ということで、それぞれの委員会で意見を上げていただきたいということでした。

教育事業委員会では、本来は委員会を開催して、議論をかわし皆さんの意見をお聞きしたかったのですが、時間も無いのでアンケート調査により意見をもとめました。また参考までに、諏訪支部の三役や主だった方々の意見も聞かさせていただきました。

調査報告は、委員長が寄せられたアンケート調査表も基に、集約してまとめさせていただきましたので、そこらの含みも理解していただき、役立てていただきたいと思います。
 

以下は現状の委員会の目的(案としてHPに掲載)と事業です。

教育・事業委員会とは

・目  的

この委員会は会員をはじめ建築士、及び建築に携わる者や興味ある者のを対象に、資質向上のため各種の講習会.見学会等を企画する。

また会員の作品コンクールを行い優秀者を表彰する。

・事業内容

建 学 会    :県内の特徴ある建築を見学、研修する。

建築楽集会    :建築家などの講演会と交流会を行う。
長野県建築文化賞 :隔年会員の作品コンクールを実施する。

講習会      :法規改正等の講習会を行う。

アンケート調査報告

教育・事業委員長 太田 清人

長野県建築士会、 教育・事業委員会、の見直しについて

1 教育・事業委員会の委員会名が現状の事業目的と合っていますか。

合っていなければどのような委員会名がいいですか。

教育委員会(多数)  教養委員会  楽集委員会  建築楽委員会  企画委会

 会員委員会      活動委員会  文教委員会

・今のままでも良い。  もっと親しみやすい名

・目的をしっかりしたものとして会員以外へも情報発信をおこない、建築士をもっと知ってもらう。行政との協力体制も考える必要がある。

2 下記の事業は委員会の目的に合っていますか。

・     建学会   合っている

    ・楽集会も含め、毎年しなければならないのか。(建築物件が限られてくる)

・ 建築楽集会

・費用がかかり過ぎないように、もっと簡素化する。参加者も増える。

・もっと一般の人に周知し、士会を知ってもらうチャンスにする。  

・ 長野県建築文化賞

・ハイクラスを目的にすると参加者が減り、応募者が固定化される。

     ・設計者のみのよう賞だけでなく、もっと会員層の幅を広げられないか。

・知事賞は2,3回までとして、後は審査員の一員になってもらう、そうすることで、新しい参加者をもっと受賞させる。応募者も増える。

・入賞者をもっと世に公開していくべきだ。

・デザイン重視、ザンシンなもの、の傾向が強い。

・ 講習会
       ・全ての講習会をこの委員会で行う必要はない。各委員会に合ったものを。

       ・会員に実務(仕事)に直結するような講習会を増やす。

       ・

    ※ 教育事業委員会は事業が多すぎる。

3 事業の中で、他の委員会に行ってもらいたいものはありますか。

  ・講習会はCPD、情報委員会へ。各委員会別で、事務局と開催地区でもいいのでは。

・収益を上げるような事業(講習会)は、教育委員会には合わないのでは。

・建学会、楽集会は他の委員会に、事業に合わせ開催してもらう。

  ・建学会は青年委員会にまかせ、見学会として統合する。

・楽集会はまちづくり委員会で関連事業としておこなう。

・文化賞は、他の委員会へ(多数)  例えば総務委員会

4 今の事業を見直し、目的にあった新しい事業案の考えはありますか。

  ・会員や建築士の仕事に合った講習会を増やしてほしい。

  ・法規の勉強会

  ・士会の内部に目を向けていて、一般の人々にもっと建築士をもっと理解してもらえ事業を。                                          

・     積極的に参加できる、したくなる、事業でないと意味がない。全ての事業をもう

一度見直し再考してもらいたい。

5 女性委員会に変わる委員会案があれば聞かせて下さい。(佐久支部では環境福祉委員会に改名)

  ・環境福祉委員会

  ・地域共生委員会(諏訪支部案)  キーワードとして、奉仕、貢献、ひらかれた、共生、参加・・

  ・幅広く事業をおこない、多くの会員が気楽に参加できるような、社会に広くアピールできるような事業できる委員会がほしい。

  ・目的をしっかりつくり、会員が増強していくような、魅力ある委員会を

・     男性、女性問わず、テーマのある研究、調査、発表の過程で、テーマに賛同する会

員があつまる委員会に。                                            

・     今のままでいいと思うが、変な委員会にするのなら、かえっていらない。

・     無くして、それぞれの委員会で活躍してもらう。                                             

6 今の委員会(全体)を再編成するとしたら、どんな委員会に分けたらいいですか。

・     総務委員会 広報委員会 教育委員会 まちづくり委員会 青年委員会(女性含)

・ 青年は単独、まちづくりと女性を統合する。

・     CPD関係(講習会などの事業)と、教育委員会は分ける。

・     教育とまちづくりを統合。(地区のまちづくりは地区で間に合う)

・     教育とCPDを統合。(CPD関係の委員会ができなければ)

・     構成員別でなく、目的別の委員会構成に。

・     地域と密着した、地域の事業に参加できるような企画する委員会が出きれば。

・     全ての委員会で行われている事業の目的、参加者、収益・・をきちんと分析してから検討したほうがいい。

・     本会の委員会は、本会でなければできない事業を除き、本来は各支部の指導的立場

でなければならない。

・     会員増強も大切だが、青年、まちづくり、旧女性委員会を一つの委員会にして、充実度をまして、委員会を減らすことも一考か。

7 本会でなく各支部単位で行える事業はありますか。(例:建学会を支部から県に発信)

・     講習会は、支部、ブロック単位のほうが参加しやすい。

・     楽集会、建学会、講習会の企画をブロック単位で企画して本会が支援参加。

・     支部で実績ある事業や、類似している事業は支部単位で本会が支援参加。

・     建学会は支部発信、持ちまわりでなく、タイムリーな建築現場の地区。

・     建築文化賞や、連合会による講習会などは本会事業として、其の他は各支部に出きるだけまかせ、もっとスリムにすべきだ。

・     支部の独自性で発揮できる事業で、他支部の人の参加にも積極的にうながす。

8 他、士会、委員会、各事業について・・何でもかまいません、意見を聞かせて下さい。

・     まずは、士会の有るべき姿を再確認することから。

・     会員のための事業を、ならないような事業はやめるべきだ。

・     会員であるメリットは、有効な情報がえられること。

・     ゴルフ大会は、一般会員の参加が少ない、役員の為の大会なら再考してもらいたい。

・     本会の運営規程を見なおしてもらいたい。三役、理事、各委員の日当、旅費とうの削減。

・     CPD→専攻建築士制度の流れは、大手組織の事務所やゼネコンなどに有利となるのでは。もっと士、会員の知識の向上や会員同志親睦を深められる団体であってほしい。

・     CPDをさらに進め、本会事業、支部事業で目的の単位が取れるように努力くすべきだ。

・     CPD制度もスタートをし、それぞれ各支部において、今まで以上に制度にみあった事業活動が必要となる。本会はそれらをリードしサポートしながら支部間の横のつながりを促進させて、他支部における興味ある活動には参加しやすい環境をつくる努力をすべきだ。

・     今のネットワークは、連合会→本会→支部→地区。理想は縦だけでなく連合会と支部や地区また、本会と地区、などが望ましいのでは。 

・     建築関連の法規(新しく出きるものも含め)の中で、現状に合わないようなものについては、士会から提言したり、相談を受けたりするような存在になってほしい。

・     連合会の会誌は、いらない。

・     会誌は年に4回程でよい。

・     連合会は、いらないのでは。長野県だけの建築士会でもいいのでは、他の県とは独自に交流すればいい。

  以上です よろしくおねがいします。

支部名:             

氏 名:             

ありがとうございました。貴重な意見として今後の委員会活動が有意義になるよう役立てていきたいと考えています。








オータ住環境株式会社

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