顧問あいさつ 平成27年2月18日 (一社)長野県建築士会 諏訪支部 顧問 太田 清人 長野県建築士会諏訪支部支部長を、46歳の時から2期4年、支部長を受ける前の2年間は、本会「長野県建築士会の建築活動委員会の委員長を務めさせていただきました。 支部長時代は副支部長の皆さんをはじめ役員の皆さんに支えられ、どうにか支部長という責任ある大役を勤めることができたと思います。 至らぬ点も多々あったかと思いますが、私なりに出来たのかな、と感じております。 顧問役としても3期6年が過ぎ、今後も顧問として諏訪支部の為に、出来るだけの支援をしていく覚悟です。 姉歯事件により今までの建築業界の流れが大きく変わりました。提出書類は増え、審査は厳しくなり、さらには罰則までもが大きくなりました。 こうしたこともあり、建築産業全般に混乱を招いて景気の低迷をまねいてしました。更には経済状況の悪化がもの凄いスピードで進んでいます。 今まで以上に、仕事上の責任が大きくなり、業務内容増える中で、仕事量はが激減。これからどうやって我々は生活しているこの地域に中で、生き残って行くことが、大きな課題となっています。 更には、そこに今回の大災害です。この災害について私としては、あまりにも大きすぎてコメントのしようがありません。ただ言えることは、日本人の忍耐力と復興への粘り強い精神力はどこの国より持っていると信じております。 20年度の象徴する漢字は、変化、変革・・などの「変」でした。23年の象徴する漢字を、と言われたら「絆」か「力」と感じておりました。 激動の今を生き残るには、心と力を合わせる「絆」と「変化に柔軟に対応」する二つの「力」が求められます。 「個性や能力」を伸ばす力 「先祖からいただいた潜在能力」を引き出す力 個人や企業には、それぞれ個性・能力がります。 地域にも、それぞれの特性があります。 今の現状を受け入れる中で 個性・能力・特性を伸ばしていく「力」が必要です。 そのためにも 今、忘れかけている日本人固有の優れた「力」 「侍」「勤勉」・・などのような精神、「真っ直ぐで熱い血」を蘇らさなければならないと思っています。 今は、原点である「命の恵みに感謝」しながら、「豊かな自然を取り戻す」中で、日本人本来の底力(大和魂)を発揮する時だと思っています。 会員の皆さん、それぞれの建築の専門の立場におかれまして、正しい「力」を伸ばしていくことが出来れば、この激動の時代を乗り切れると、私は確信しております。 建築士会は、職能を通じて地域社会に貢献していかなければなりません。また会員が地域社会より信頼を得られ仕事が出来るように、有益な情報発信や仲間作りの場となれるよう、更に努力していかなければなりません。 いまできること、やらなければならないことを、地道にこなしていければ、明るい将来は必ず訪れると信じております。 会員の皆さんも個々の得意分野の力を磨きながら、共に頑張ってこの激動の厳しい中を生き抜いていこうではありませんか。
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