“その場しのぎ”は絶対にいけません。本当に信頼できる窓口を探し、一緒になって築き上げていくことではないでしょうか。独学で勉強して、自己責任において、正しい家づくりを安心して実現させることは大変難しいことだと思います。 一人では難しく、やはりパートナー選びでしょうか。
オータ住環境では、家づくりの「専門家」として、また「利害関係のない第3者的」の立場において、こうした相談に応じています。
新聞記事 掲載内容
「家づくりでのトラブル防止」
夢であり、また多額の財産を掛けて作る「家づくり」において、トラブルは避けなければなりません。以外に多いトラブルの現状を知っていただき、間違っても自身の家づくりにおいて、トラブルが発生しない様に注意して進めて下さい。
トラブル発生の現状
私の業務は、住まいづくりを「家づくりトータルコーディネート」として、専門知識の少ないお施主と共に、夢の家づくりを適性価格において安心して実現出来る様にお手伝いしています。
また、全国の中で、家づくりなどで、トラブルになり困っている方々のために「住まいの110番」を設置し、9年が過ぎました。今までに300件は超える相談を受け、解決出来る様お手伝いしています。難しいトラブルは、司法書士や弁護士の先生とのネットワークで解決しています。
トラブル相談の内容はさまざまですが、ベスト3を紹介します。
ベスト1 「契約解除」
こうした相談は月に2件ほど来ます。一番の原因は、契約を急がされたり、まだ具体的に家づくりの設計ができていないケースでの契約、が多くみうけられます。大手ハウスメーカー・建設会社・工務店・・と、以外ですが大きいハウスメーカーが多くあります。「とりあえず仮契約を・」「・・セールで今がチャンス」「・・限定」。
契約ごとは、くれぐれも慎重に考えて下さい。契約時は契約金を多額にしないこと、もし要求してきた時は、工事着手金として、着手した時に支払う事が安心です。それと契約時には解約時の条件をしっかり確認しておくことが肝要です。安易に契約を急がせようとしている業者による営業戦略にのらないことです。契約した以上、正当の理由が無い限り、契約金を全額返していただくのは難しくなります。
ベスト2 「工事中のトラブル」
人間の行うことですから多少の行き違いは、必ずあるものです。しかし「この工事はサービスします・ここはこうします・・・」と打ち合わせしたにも関わらず、増工事になったり、打ち合わせたどうり出来ていなかったことによるトラブルがやはり多くあります。
こうしたトラブルを未然に防ぐには、口約束ではなく、必ず書面にて確認しておくことが大切です。
契約内容も同じで、出来るだけ詳しく特約事項とうで明記しておいて下さい。
工事に入ったら、打ち合わせ事項、特に決定・変更内容に付いては、確認書(打ち合わせ議事録)としてきちんと互いに確認して残しておいて下さい。こうしておけば、後になっての食い違いは発生しません。
ベスト3 「引渡し時のトラブル」
お施主さんとの引渡し確認において、多少のキズや不具合があっても、手直ししていただくことができます。しかし、なかには欠陥や手抜きと判断できるような問題ヶ所が発見されるケースがあります。この不具合を工法上の理由できれいに直せない、場合によっては直せないヶ所も出てきます。こうしたことで大きなトラブルとなってきます。「建て直していただきたい」「残金の700万円は支払わない」「裁判する」・・とますます大きなトラブルとなっていきます。
引渡し前には、業者としてきちんと完成検査を行い、不具合は全て直した上で、お施主さんに引き渡していただきものです。残念ながら出来ていない業者が多くあります。
こうした問題点が発覚したときは、施行業者に誠心誠意ある対応をお願いして下さい。それでも納得出来ないような時は、第3者の専門家に相談してみて下さい。弁護士の先生に相談するのは、その後の段階でよいかと思います。
トラブル防止のポイント
1) 家づくりの計画は、出来るだけ勉強してみる。
いいとこ取りだけでなく、少し時間をかけトータル的に勉強してみる
2) 契約は急いで結ばない。
お買い得・00セール・とりあえず・・などの営業戦略にのらない
3) 業者の選定は近場の信頼出来る業者にお願いする
メンテナンスも考え、大切な家を一生見ていただける、近場の信頼出来る業者を探す
4) 打ち合せ事項とうは、記録に残す
口約束や、決め事などは「打ち合わせ議事録」として作成し、お互いに確認し残す
5) 疑問点などは、早めに解決する
解らないことや、悩み事などが発生したら、早めに解決する努力をする
6) 最終判断(契約等)で迷った時は、誰かに相談する
専門的なことは、信頼出来る専門の方を探し相談してみる
7) 出来ることは、他人任せでなく自分でする
資金計画の融資などは、業者まかせでなく自身で行う姿勢が大切です
8) 家の主治医のような、専門家がいれば安心
家も生き物と同じです。主治医のような信頼出来る専門家をさがしてみましょう
ご自身の努力で、トラブルは防止できます
いままで、数え切れないほどのトラブルの相談を受け、解決のお手伝いをして来ました。やむなく200万円の損害を被った方もいます。私はその方に、「間違えば3000万円の損害を被るところをこの金額で済んだこと。勉強代だと思ってあきらめ、新たに間違いのない理想の家づくりを実現して下さい」と言って理解していただきました。
家族の生命を守る・多額の財産を守る・環境(地球・地域・家内)に配慮・・と、こうしたこと充分に考えられた家を、トラブルのないように実現していただきたいと願っています。
参考までに、私のホームページの中にある「住まいづくり110番」を見ていただければ、相談事例やトラブル防止について詳しく掲載してあります。これからの家づくりに、なんらかの参考になるかと思います。是非一度のぞいて見て下さい。
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