茅野市PTA連合会 会長 太田清人(長野県、茅野市 )



「 真っ直ぐに子供と向き合う」

(就任 挨拶文)

23年度茅野市PTA連合会

                                 会長 太田 清人

諏訪地方PTA連合会副会長 教育問題研究委員会委員長


 いろいろな体験をさせて、子供の潜在能力を引き出してあげましょう


私の子供は、高一の娘、中二の娘、小六の息子の三人です。子供の躾、教育は難しいものです。ましてや私は父子家庭です。父親一人での子育は正直言って自信がありません。

たまたま、今年度(23年)の、茅野市PTA連合会の会長を務めることとなりました。小学校9校、中学校4校の13校の連合会となります。子供が3人いる以上、そのうち何かのお役目をやる覚悟はありましたが、この大役を受けたときは、「めぐり合わせというか、もうしょうがないかな」と少しは覚悟していました。会長選考にあたり代表8人いるなかで、なかなか決まらず時間が過ぎていき、「ではくじ引きで決めましょう」となり、準備にはいました。くじの直前で「誰も気持ちよく受けないのなら、私が・・」と覚悟をしてお受けしました。

7年前でしょうか、茅野市17保育園の保護者会連合会の会長も経験させていただきました。この会長は、最初は不安でしたが意外と楽しかったです。仲間とともに有意義な活動が出来たと同時に、事業や懇親会などもとても楽しいなかで仲間も増え、「やってよかった」と思ったものです。終わるころには、少し寂しさも感じたものを思い出します。

この時の経験もあり私自身を後押したと思います。PTA連合会長は保護者連合会長とちがい、役職として大変ではあるが、やるからには前向きにとらえ、一年間自分自身も親として、地域社会人として「教育」というものに出来るだけ向き合って勉強していき、それぞれの単Pの役員さんたちと共に、有意義で楽しいPTAにして行けたらいいな、と思っております。

子供は素直で純粋です。それ故に良かれ悪かれ吸収が早いものです。比べて大人は、今までの経験上での雑念や、偏見などを持っている為、心の奥底に響くものがないと、なかなか心が動きません。また、変わろうとしてもなかなか変われません。

人間は、生まれながらにしてそれぞれにすばらしい潜在能力を、ご先祖から頂いております。子供のうちに、この潜在能力をいかに引き出し自覚させることができるか、が 一番の課題かと思います。

自身も勉強しながら、子供にとって良きお手本となり、しっかり向き合っていき、いろいろな体験をさせて、自分の得意・好きなこと・・を見つけてもらいたいと願います。

親・教師・地域の大人の皆さんで、子供が安心して、勉強・夢や希望・・を見つけ、目標に勇気を持って挑戦できる、環境づくりを一緒に育んでいくことが大切であると感じております。



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            以下は、私が連合会としての「テーマ」を考えた時の文章です

   23年度茅野市PTA連合会

                                

    テーマ  「 絆 」

        豊かな愛情で、簡単に壊れない強い親子・人間関係を作りましょう

    サブテーマ「 真っすぐに 子供と向き合おう 」

        大人、親が良きお手本となり、真っ直ぐに子供たちと向き合っていきましょう

人生は、生まれてから死ぬまで勉強であり、成長であるように思います。子供は、大人に向かっての成長と自立の大切な時期であり、希望と不安とが交錯しながら成長していきます。

大切なことは、不安や疑問から目を背けない姿勢で、子供と一緒に、親や教師、大人たちがお手本となり、子供と「真っ直ぐに向き合って」安心して学び成長できる環境づくりを、育んでいくことでしょうか。

希望と勇気と笑顔をもって、子供という宝の原石を、まぶしいほどに温かく輝くおひさまのように、一緒に磨き育てていきましょう。


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  「23年度茅野市PTA連合会長を終えて」


平成23年度の、茅野市13校(小9校、中4校)のPTA連合会長を無事に務め終えることが出来ました。

私には子供が3人いるので、役目を通じて少しは「教育」というものに向き合ってみる良い機会となりました。

一年間はあっという間でしたが、良かれ悪かれ沢山のことを学ぶことができました。今までは教頭先生、校長先生、教育委員会、教育長、教育行政・・の方々と直接に身近な会話などで接する機会はほとんどありませんでしたが、連合会長ともなると、いやでも話をする機会が沢山ありました。はんめん一番の負担は、会長としての「あて職」での会議の出席が幾つもあり大きな負担となりました。

お役目のこの一年間、向き合った私の率直な感想を記します。

先生や学校、教育関係者は、一言で言えば「やはり公務員的だな」と強く感じてしまいました。私から見れば、先生という職業についているのですから「自分の仕事を日々自己研鑽していきながら、誇りと熱意を持って、責任ある仕事(教育者)をしてもらいたい」と思っていました。が、ドラマのように熱血で情熱をもって生徒らに接っしてるような姿は、残念ながら感じとれませんでした。少数ですが熱血教師はいましたが。

どちらかといえば「仕事として割り切り、無難にこなし給料をもらい定年退職したい」と言う感じで「自分達の居場所(職業)を守ることが優先で、子供達には最低限の仕事「教師」をこなしている」という感じでした。全てがそうであるとは思いませんが、ほとんどはそうであると実感しました。特に「名誉職とでも言っていい、○○長・・」の立場の方々。

学校は、一年の予定が最初にほぼ決まっていますので、そこに新たな仕事「子供にとって大切な行事、教育の場」などの話を持ちかけても、いやがります。最初のころはそう思っていなかったのですが、違っていました。

こうした事例があります。茅野市の姉妹都市である「千葉県旭市」より、子供達との交流「山と海との絆プロジェクト」の参加依頼の話が来ました。旭市は大震災で津波被災され死者も出ていますし、原発事故による、風評被害も問題となっていました。旭市の復興を一緒に祈念すると同時に、子供達に現状を見ておいていただき、将来に伝えていてほしい、というものでした。

この話が、最初に茅野市に来たのですが、窓口がたらい回しのようでした。そのうちにPTA連合会会長の私のところ話がきました。この話が来て、実施日まで後2ヶ月しかありませんでした。たしかに急な話ですが私としては出来るだけの協力してあげたいと思い動き始めたのです。行政といい、学校といい、急なはなしで困ったのか、「学校としては動けない(責任回避)」「行政は私任せ」・・のようでした。

私は仕方なく、PTAとして私を含め個人的な責任において参加を募り、プロジェクトに参加してきました。茅野市で4名、PTA連合会の有志3名、参加子供は16名でした。旭市では、市長や教育長はじめ大勢でお迎えしてくれました。またPTA(千葉県、旭市)を初め沢山の団体やお母さんたちに迎えられ、この上ないおもてなしをしてくれました。

私としては、こうした交流が本当の意味で「姉妹都市としての絆」であり、子供にとっては「この上ない貴重な体験(教育)」であった、と思っています。

昨今では、「いじめ」「遊び仲間のトラブル」「教育者の不祥事」・・・・と、毎日のようにメディアを賑やかしております。

教育関係者に一言

自身を守る(報酬、名誉)だけでなく、将来を担う子供達に(生き抜く力)をつける教育を、教育者としての責務を感じ、誇りと熱意を持った教育関係者であってほしいと願います。教育者として自身に厳しく熱く、子ども達には、一人一人にしっかりと寄り添ってあげて頂きたいと思います。





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23年度茅野市PTA連合会会長  東部中学PTA副会長

諏訪地方PTA連合会副会長 教育問題研究委員会委員長


オータ住環境株式会社

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TEL0266-71-1722
FAX0266-71-1723
代表 太田清人
E-mail: ohta1@rose.ocn.ne.jp

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