倉・土蔵の屋根 葺き替えリフォーム 景観の修景保存
「オータ住環境」 |
家づくりの経緯 | |
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着手前の蔵 |
この家屋敷は我が実家です。大泉山の北にある大日影という集落の中にあります。 2階建ての家は30年前に私が設計して建て替えたものです。現在は兄家族が暮らしています。 手前には離れ家と接続している蔵があります。私は結婚するまでこの離れ家で暮らしていました。 |
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前々からの鉄平石葺の屋根、土蔵の倉が雨漏りし始めていました。再三リフォーム業者がしつこく営業にきて、「金属瓦に葺き替えませんか」と来ていたようです。そんなこともあり、兄から相談がありました。 私は今は亡き父が土壁、しっくい壁と手を加えてあることと、家屋敷の全体を観ると、先代から引き継がれたものを感じ、特に生垣や蔵の面影など家屋敷全体の景観などのバランスをも検討してみました。 |
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今では貴重な鉄平石葺ではあるが、雨漏りがひどいのには困ります。残念ではあるが、葺き替えることにしました。しかしリフォーム屋さんの提案している金属がわらでは、代々引き継がれてきた大切なものがなくなってしまうと思い、日本瓦で見積もってもらったところ、金属瓦葺と変わらなかったのです。 金属がわら屋さんは、「土台がだいぶ傷んでいます・・・」といいながら、「軽い金属がわらをおすすめします」と営業をかけてきたようです。たしかに痛んでいるものの、支障はありません。 たしかに軽いほうが土台にはストレスが少なくなるかもしれません。しかし、台風や強風の時のために、屋根の上には重し石などを載せていたのです。 |
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屋根下地 |
金額が変わらないのなら昔ながらにして、後世に継いでいく方が良い、親父もご先祖様も喜んでくれるのではと思いました。土台もまだまだ充分です。できれば同じ鉄平石で葺き直したかったのですが、やはりだいぶ割高になってしまいます。 |
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兄も私の言うことを聞き入れてくれ、傷んだところを直し、瓦で葺き替えることにしたのです。 鏝絵も魅力です。 |
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南側 改修前 |
鉄平石葺の倉の屋根、接する離れ家、そして生がきと、これこそ田舎ならではの景観の素晴らしさです。手前は田んぼです。田植えが終わる頃からの夜は、毎夜カエルの大合唱でした。今でも思い出します。私の子守唄の一つでした。 |
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鉄平石葺から日本瓦に変わりましたが、これでも後世に継え残す気持ちが出来たはずです。私が結婚するまで暮らしたこの離れ家も懐かしいです。 景観の保全などが見直されてきた昨今では、どうにか鉄平石葺きの屋根改修をすれば良かったかな、とも思っています。 しかしながら予算を無視できません。 |
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せき板取り替え |
この離れ家のせき板も取り替えました。兄はこの家を今後どうしようか迷っているようです。私は「是非手を加えながら残していって欲しい」とお願いしています。 |
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昔ながらの継手でせき板を取り替えました。棟にある雀踊りもシンプルですがが新たになりました。私はこの建物にとても愛着を持っています。出来れば私の別荘にでもしたいものです。修理しながら大切に保存していきたいです。 限られた予算の中で、リフォーム案を提案して、実現させています 是非 一度 気軽に 相談してみてください |
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他 土蔵壁のリフォーム事例
他・・の大切な蔵たち
10年ほど前に 屋根の鉄平石を葺き替え改修しています
寒天豪商家の蔵です 茅葺の母屋は解体してしまいました
なまこ壁 鉄平石葺き屋根 鏝絵 漆喰壁 ・・等みごとです
※ 現在では 解体されてしまいました 本当に残念です
4棟続きのお蔵 川沿いに小さな水車小屋も
このお蔵は、屋根続きで4棟つながっています。少しづつ直して行きたいと思っています
お蔵は出来るだけその場所で、保存していきましょう
どうでしょうか なかなか魅力的な景観(景色)です 500年掛けてできた景観です
限られた予算の中で、リフォーム案を提案して実現させます 是非 一度 気軽に 相談してみてください |
業務対応エリヤ 「長野県、諏訪郡、岡谷市、下諏訪町、諏訪市、茅野市、原村、富士見町、八ヶ岳山ろくの別荘地)を中心 |
OHTA オータ住環境株式会社
長野県茅野市豊平21187-1 TEL0266-71-1722 FAX0266-71-1723 代表 太田清人 E-mail: ohta1@rose.ocn.ne.jp |
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