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![]() 火とぼし 6月18日午後8時ころに点火します。 大泉山(大日影側山頂)
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大泉山です。山下にみえる家並みが大日影集落です。天気がよければ大泉山の左側には八ヶ岳がきれいに見えます。集落上の右側のこんもりした山が大泉山。左側が大日影側山頂で、少し右奥側に見える中央の一番高い山が大泉山の山頂(三角点)です。
11月10日ころ、おばあさんが、手の届くところの柿も採っていました。 この山の2キロほど西よりに小泉山があります。八ヶ岳西ろくのきれいな裾野に、2つの山だけがポツンとあるのです。昔話で、デイダラ(デーダラ)ボッチの大男が、八ヶ岳からてんびん棒で諏訪湖を埋める為に土を運んでいたところ、ここでてんびん棒が折れてしまい、そのまま根付いたのことです。詳しくは「昔ばなし」で調べてみてください。 |
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10月ころの大泉山です。 |
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6月初め、新緑の大泉山。 大日影集落側の、ここの頂上で火とぼしを行うので、茅野市の遠くからもよく見えるようです。 暗くなる午後8時頃に点火します。 この行事を知らない方々は「大泉山が火事だ」と消防署に通報する方が、今でも時々あります。平成27年も山火事と間違え、通報されました。
平成29年度(2017)火とぼし ![]() 5月28日 火とぼしの小屋づくり と 頂上の整備 子どもが4人もいます。 山頂周りの整備 平成22年ころより木の伐採 ![]() 平成24年度の頂上からの、見晴らしです。 22年度ころは、集落は全然見えていなかった。頂上まわりの木が被い茂っていた。 22年度ころから、頂上周りの整備をする。 毎年3本ほどの木を伐採し見晴らしをよきしてきた。
真ん中より右側が、松ノ木やナラ木で見晴らしが悪い。4年ほど前より4本ほどづづ切り倒して見晴らしをよくしてきました。今回は、思い切って10本ほどを切り倒しました。 7年前は、木が大きくなりすぎていて、お里はほとんど見えていませんでした。 皆さん、一度はここに来て、里や北アルプスなどをゆっくり眺めてください。 小泉山は、整備された人工的な公園の山。 大泉山は、昔ながらの自然の面影を大切に繋ぐ、自然豊かな山。 今年は、主に右側の木を伐採(10本ほど)。見晴らしを良くする為の伐採。7年前の頂上からは、木が大きくなりすぎていて何も見えませんでしたが、ここまで開くことができました。伐採した木も、もったいないので、どうにか使用したいと思っておりますが、なんせ、頂上のすぐ下ですので、運び出せません。 最近に無く、子供6人が参加です。 暗くなるまでは、お遊び。準備の時に「かまど」を作っておきました。ここでマシュマロを焼いて食べています。 来年はここでカレーを作って、ご飯をたいて、たべてもらいたいです。 来年は、大人達はここで、「焼肉をやろう」と、今から楽しみにしています。アミとジンギスカンと・・・・。 「ひーとぼし ちょーい ちょーい あつまれよー」繰り返し・・・・・・・。 今日は天気に恵まれました。 梅雨時ですので、たいがいは雨にふられます。 火とぼしの始まりは、ここからです。昔はここまでたいまつを持って来たそうですが、いまでは頂上から、こちらをみて祈願するだけです。 中学3年男子1人、小学生4年、2年の女子の3人の子どもが参加です。 少し風もあったため、ご覧のとうりいつもまく、強い炎が立ち上がりました。 ※ この時間帯に大泉山の高尾社の登り口に消防自動車がサイレン鳴らしながら数台駆けつけてきました。どうも、県道の通行車両が、「山火事」だと勘違いして消防署に連絡(119番通報)したらしいです。このころから、消防署が諏訪全域の連合となり、岡谷署に全ての連絡が入るようでした。岡谷署では「茅野市の伝統行事を、よく理解できていなかったようです。いままでは茅野市の消防署で対応していたので、この「火とぼしは、毎年6月18日に雨天決行」となっていたため、伝統行事として、お互いに明確な届出や確認はしていませんでした。 一こと言いたいのは「火とぼしの伝統行事に、少し水を差された」おもいはしました。 いづれにしても、今後はこのようなことがないように、事前に届出と、当日の確認をできるようにして、火とぼしを行うことになりました。 伝統行事(各地区で行われている「どんどん焼き」)・・・等も同じことです。 |
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大日影側の山頂です。このように小屋組みを作ります。この中に木の葉などを詰め込むのです。 |
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周りの小枝や、近くの水ナラの木の枝を切ってきて、このようにしっかりと、小屋組みの中に詰め込みます。山頂まわりのやぶ刈りでちょうど良いです。山頂整備にもなります。
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一段高いところで、枝も詰め込んでいます。少し恐々で作業しています。
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二段目に足を掛けて、一番高いところに枝を詰め込んでいます。高いところが好きな人は気持ちがいいことでしょう。
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準備作業が終了しますた。 小さな小屋と、大きな小屋を作りました。
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2週間ほどで、詰め込んだ木の葉とは、乾きます。
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今日は6月18日、火とぼし本番です。 少し早めに山に登ってお楽しみ。 かまどを作って火を焚きます。
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お湯をわかして、ラーメンを作って食べています。これもお楽しみ。
火とぼし本番 午後8時。 |
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いよいよ、火とぼし本番 たいまつに火をつけて、次に小屋に火をつけます。小屋の中の枯れ葉などは威勢よく燃え上がります。 ここの時に、大日影集落の全域に響き渡るように「火とぼし ちょい ちょい 集まれよー」と大きな声で繰り返し叫びます。
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「火とぼし ちょい ちょい 集まれよー」と叫びながら、田植えが終わったころ、害虫などを呼び寄せ駆除したり、追い払うのです。今年の野作物の豊作祈願。
もう一つは、近くに火災よけの「秋葉神社」があることから、火伏せの祭りとも言われています。 区民の疫病よけで無病息災、子供達の健やかな成長をも祈願しているものと思います。 |
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江戸時代の中頃から続く、伝統ある行事(祭り)なのです。大日影集落の誇れる伝統行事であり、大切な文化なのです。
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子どもたちにとっても、いい思い出になることでしょう。
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火が燃え尽きてきました。そろそろ下山の準備です。
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燃え尽きると、一列に並んで真っ暗な山道をたいまつで照らしながら下山します。下山しながらも「火とぼし ちょい ちょい 集まれよー」と叫びながら下ります。
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真っ暗な山道ではありますが、たいまつの明かりと、仲間がいるので安心です。足元だけは気をつけなければなりません。
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下山の途中に「金毘羅神社」「天神様」があります。ここでもう一度お祈りをして下山します。
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この日には、豊平小学校の校長先生も参加しました。隣は小学校6年生の太田祐介君。
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下山を終えて、集落の入り口まで来たところで、たいまつの火を消して、火とぼしの行事は終了です。
平成26年度 |
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今年も火とぼしの準備の時期が来ました。しかし、対象になる子どもは2人しかいません。それも、中学3年生と2年生です。再来年は対象者が0人となってしまいます。そこで、伝統行事を守っていこう、と呼びかけ有志を募り準備することになりました。
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有志の大人が、主になって小屋作りをしています。こうした大人も私を含め、子どもの頃には火とぼしを経験しています。昔は、大人は手を出していません。すべて子どもたちだけでやっていたものです。でも、なんとなく子供心にもどった感じで、けっこう楽しんでいました。
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準備が終了しました。小屋作りと、山頂まわりの整備ができました。
6月18日火とぼし本番 |
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対象の子どもら2人と、また有志の参加で行いました。いよいよ点かです。
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本番、燃え上がる小屋を背にして、大日影集落に向かって参加も一緒に「火とぼし ちょい ちょい 集まれよー」と繰り返し、繰り返し大きな声を出し叫び続けました。
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対象者の2人だけでは、やはり寂しいですね。参加している大人達も子どもに負けぬように大きな声をだしていました。
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お腹の底から、大きな声を出すと気持ちがいいものです。普段このようなことは出来ません。子どもも大人も、気持ちよくお腹の底から大きな声を出していました。私を含め大人たちは、普段のストレス解消にもなったかと思います。
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燃え尽き終了間じかです。参加者で記念撮影。
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山を下る途中も、大きな声で「火とぼし ちょい ちょい 集まれよー」と叫び続けていました。
![]() 左 金毘羅神社(金毘羅様) 右 津島様 |
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金毘羅神社(金毘羅様)・津島様・天神様で、更に大きな声を出していました。きっと祈りが大日影集落の皆さんに伝わることでしょう
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ここで参加者全員で最後の祈りで、大きな声を上げていました。また来年も皆さんで協力して伝統行事をつないで行きたいと思っています。こうして、参加している方々にも「ご利益」があるかと思います。
おわり |
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「火とぼし」江戸時代から続く伝統行事(祭り)は、大日影集落の文化でもあります。大切につないで行きたいものです。
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「火とぼし」 伝統行事 江戸時代よりつながる火祭り 虫払い(虫送り)、雨乞い、田畑の豊作祈願 火伏せ、疫病よけで区民の安全、無病息災の祈願
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