御神渡りの写真館 (諏訪湖)
写真館管理責任者 太田清人 長野県諏訪郡 諏訪湖 おみわたり 2018年2月2日に 「御神渡り」が5季ぶりに 確認されました。2月5日は 正式に「御神渡り」として認定される 拝観式と神事が執り行われた。今回は 少し 小さめですが 凍りの割れ目が はっきり見えます。今年は寒い日がここにきて続き、2月10日では、凍りのせり上がりが大きくなっていました。凍の厚さもも15センチほでです。 上社の男の神様が 下社の女の神様に 合いに行った道筋だと言われています。今回は 少し 遠慮したのか 直線てきでなく 西側に 円を描くように遠回りになっていました。 これもまた 何かの理由(教え)でしょうか。ともあれ 久しぶりの 神秘的な 自然現象に 願いこめ祈りましょう。 1938年(昭和13)、1945年(昭和20年)と類似した御神渡りだそうです。拝観後の認定で今年の占いは 天候は「前半は不安定なれど、後半は順調」「農作物の作柄は、やや良」「経済は明るい兆し」となった。 御神渡り(おみわたり)現象とは 1月中頃から2月初中頃が、一番冷え込みます。-10度前後まで冷え込みます。 寒さが続くと、諏訪湖が全面結氷し、凍りが少しづつ厚くなっていきます。昼と夜(朝方)の温度差で、昼は凍りが緩み、朝方は-10度前後まで冷えると、凍が厚くなると同時に膨張します。 その繰り返しで、最初にひび割れが生じ、更にはそこで凍りが膨張し続けるので、ひび割れの所で凍がせり上がるのです。 緩みと膨張する時には、湖面全体の凍りが「きしみます」その時の凍の音が、ぶきみなほど「神秘的」なのです。目を閉じて、聞いていると、なんとも言えないものを感じます。(神の声でしょうか) 見るだけでなく、この音を聞かないと、御神渡りを見た、感じたとは言えません。 道筋について 「上社(南側)の男の神様が、下社(北側)の女の神様に会いに行く道筋なのです」 冬は、岡谷方面から諏訪市、茅野市方面に向かって強い風が吹きます。(北西から南凍へ) よって、風に押され、しわが寄るように「南西から北凍」に向かい、ひび割れやすなるのです。 南「上社側」から北「下社側」にひび割れるようになるのです。
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諏訪湖、前面雪氷。 立石公園の時計台より。
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2018年 一之御神渡り 下諏訪 赤砂崎 湖畔より。 |
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御神渡りは、高いところでは、1Mほどせり上がっていました。
![]() 土曜日とあって、観光客が朝早くから、大勢きていました。 近くで見ていると、凍りの収縮でしょうか、神秘的な凍りの鳴き声が聞こえていました。うまく、表現できません。「トドが遠吠えしているような・・、脳の奥まで響くような」・・・・なんとも表現できません。 |
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御神渡りは、諏訪市 豊田の船戸川近くから、上社の(男神様)が、ここの赤砂崎方向の下社(女神様)に、会い来たのです。![]() |
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![]() きれいですね。 人工的には絶対に作れない、自然現象の「神秘的」な姿です。 神様の作った造形なのです。 |
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湖畔は写真のように、凍がせり上がりながら、押し寄せていました。凍の厚さは15センチほどでしょうか。
茅野方面を見ています 天気が良ければ、富士山が望ぞめます。 |
![]() 午前9時30分にもかかわらず。 たくさんの人たちが観に来ていました。 ![]() 近くですので、凍の「鳴く」なんともいえない音に、皆さん驚いていました。
一之御神渡りは 左側(上社側)の船戸側近くから、右側(下社側)の赤砂崎の湖畔につながっています。更に、諏訪市よりの、南大門(赤彦記念館近く)まで、伸びています。
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長野県、諏訪湖の「御神渡り」の景観(写真)
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